宮城EU協会(7月25日)

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 本日は、宮城ブロック協議会会長として理事をつとめる宮城EU協会の理事会・通常総会が、16時より江陽グランドホテルにて開催されました。

 宮城EU協会としても、1613年に支倉常長が石巻から出帆したことを記念する本年度の「慶長遣欧使節出帆400年記念事業」、1614年12月5日にスペインのマドリードに到着したことを記念する2014年度のスペインとの交流事業、1615年10月25日にイタリアのローマに到着したことを記念する2015年度のミラノ万博への参画を始めとしたイタリアとの交流事業などが予定されているようです。

 引き続き16時35分からは、「日・EU関係の新たなページ」というテーマで、駐日欧州連合代表部のハンス・ディートマール・シュヴァイスグート大使閣下による記念講演会が行われました。

 冒頭、東日本大震災に関して、政治指導者だけでなくNGOや市民団体、企業等が復興に対する意識を醸成し、友情・協力の気持ちは今後長きにわたって継続していくという強い気持ちを持っているという挨拶で講演が始まりました。

 2010年以降は経済・金融危機でEUとしては暗いニュースが多かったが、本年7月1日付でクロアチアがEUに加盟し28ケ国になり、欧州統合のプロセスは継続している。

 さらに来年はセルビアとの加盟交渉に入るということで、バルカン半島をなんとかしないと平和への脅威が残るということから、これまで何度も何時間もかけて交渉を続けてきたそうです。

 そういうEUの現状を踏まえた上で、「日・EUの新しいページ」という内容に入っていきましたが、主題は日本とEUとのFTAの話でありました。

 日本のメディアではTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が、ヨーロッパのメディアでは米欧FTAの報道が中心で、あまり日欧FTAの話題は取り上げられないが、日本とEUとを合わせれば世界のGDPの3分の1を占め、日本とEUとのFTAが妥結されれば世界経済にも大きな影響を及ぼす。

 さらに、WTOのドーハラウンドが進まないので、TPP・日欧FTA・米欧FTAというバラバラの交渉となっているが、この3つを合わせれば殆どの先進国と一部の新興国が含まれるが、中国はいずれにも入っていないという事実があります。

 EUが対外関係を営む上で主軸となるのは、民主主義・人権・法の支配であり、これにより対立を生むことなく平和裡に2国間関係を築いていくという哲学が根底にあるようです。

 

 記念講演会の後は、別室にてレセプションが行われました。

 仙台・宮城を拠点に活躍される財界や政界の方々が参加されており、たまたま近くにおられたマスコミとゼネコン関係の方とお話をしている中で、話題が震災ガレキの事に及び、その中で江戸を襲った明暦の大火で築地が出来たことや、関東大震災のガレキを埋め立てて横浜の山下公園が出来たことなどが出てきました。

 山下公園のことは初めて聞くことでしたが、明暦の大火で築地が出来たという話は私たち本願寺派のものにとっては、有名な話であります。

 もともと西本願寺の別院は浅草にありましたが、明暦の大火で焼失し、もとの地での再建が許されず、幕府によって当時は海であったところに替え地が与えられ、本願寺が一帯を埋め立てて築地の地を築き上げ、そこに築地本願寺を建立したのです。

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